そばにいるって、君が忘れないように



「優弥、ごめんな、昨日も知らない人にコクられたわ」

「キングそれ本当?」と純斗か目をまん丸くしている。


「そうやで」


それに、と言ってキングは創を見た。「創も昨日コクられてたやんな」

その言葉に創は分かりやすく手を止めた。


「まあな」

「創、ずっる」


優弥は面白くない顔をした。


「あらァ、みなさんここにいたのねェ」
 

おばあちゃんが近くに寄ってきた。


「はい、ここにいました」とキングが元気よく言う。


「そうかい、ゆっくりしていってね。はい、これ緑茶と、お茶菓子。こんなものしかなくって申し訳ないねェ」

 
おばちゃんは、おぼんにのっていた緑茶と、どら焼きを一人ずつに配った。


「あ、そうだ。みんなにちょっと、手伝ってもらいたいことがあるんだけど」
 

そうおばあちゃんは言った。