そばにいるって、君が忘れないように







そのころ、四人は庭の縁側の淵に座って話をしていた。


「マジでここって落ち着くよね」と純斗は言う。


そして徐に「亮、ちゃんとのどかに教えてるかな」なんて続ける。


「さぁな、亮の魔力を発揮してるんやない?」
 

キング言った。


「なにそれー」
 

優弥はししおどしに気を取られていて亮の魔力の話などはどうでもよさそうだ。


「誰でも自分のことを好きにならせてしまう力」


キングが腕を組んだ。


「それに、あいつは無自覚でその力を使っているんや」

「その力なら僕たち全員持ってるじゃん!」
 

優弥は背筋を伸ばしてふんと鼻をならす。


「はあ……それだからお前はモテるくせにいつも恋人まで発展しないんだよ」とキングが呆れながら首を振った。


「そこに自分まで入れちゃうところがねえ」と純斗がニヒヒと笑う。


「いやいや冗談だってば」


言って優弥は少し顔を赤らめた。「それにキングは一言余計な、なにが友達止まりだよ。お前も筋トレばっかしているから彼女できないんだよ」