そばにいるって、君が忘れないように


 

のどかside


「今日のどかの家に行くんだけど、みんなも行く?」と亮先輩がみんなに向かって尋ねた。


「え!? なんで行くん?」
 

キングが驚いたようにベンチから立ち上がった。


「亮先輩に勉強教えてもらおうかなと思って」


私がそう言うと「行くっ!」と優弥先輩が大きい声で言った。

創先輩は、行くか、と渋々立ち上がり、結果的にみんなで私の家に来ることになった。




「ただいまー」
 

私が玄関のドアを開けて家に入ると、おばあちゃんがキッチンの方から出て来た。

「おかえりィ。あら、お友達? まあ大勢ですことォ」

「勉強教えてもらおうと思って。いいでしょ?」と私が訊くと「どうぞどうぞ、上がって」とおばあちゃんは玄関に散らかっていた靴を綺麗に整えた。
 
 
みんな元気よく、お邪魔します、と言って家に上がった。


「こんな大人数、大丈夫?」
 

亮先輩が訊いてきた。


「大丈夫大丈夫! 無駄に広いんだよね、この家」
 

私がへへへと苦笑する。