「あ……おはようございます」
挨拶をしながらペコペコ頭を下げて五人の前を通りすぎた。
「おい、おめぇ、どこに行くんだよ」
背中の方から創先輩の声が飛んできた。
「どこって……学校ですけど」
「オレらはお前を待ってたんだよ、一緒に行くぞ」
五人が歩き出したので私もそれにつられて歩き出した。
朝から先輩たちと登校できるなんて、なんて贅沢なのでしょうか。
私は頬が熱を持つのを感じて、ぎゅっとカバンの取っ手を握りしめた。
*
創side
オレたち五人は、秘密の教室で肩を潜めてながら話し合っていた。
だれ一人として笑っている者はいない。
みんな真剣な顔を並べている。
