そばにいるって、君が忘れないように



「あ……おはようございます」
 

挨拶をしながらペコペコ頭を下げて五人の前を通りすぎた。


「おい、おめぇ、どこに行くんだよ」
 

背中の方から創先輩の声が飛んできた。


「どこって……学校ですけど」

「オレらはお前を待ってたんだよ、一緒に行くぞ」

 
五人が歩き出したので私もそれにつられて歩き出した。
 
 
朝から先輩たちと登校できるなんて、なんて贅沢なのでしょうか。
 

私は頬が熱を持つのを感じて、ぎゅっとカバンの取っ手を握りしめた。







創side


 
オレたち五人は、秘密の教室で肩を潜めてながら話し合っていた。

だれ一人として笑っている者はいない。

みんな真剣な顔を並べている。