そばにいるって、君が忘れないように


すると、パシャ――というカメラのシャッター音が響くとともに、みんなが一斉に創の方を見た。


「いや、みんないい笑顔だったから、無性に撮りたくなってさ」と少々照れながら創が言った。


「おい写真部! なに勝手に撮ってるんだよー! 
 え、どれどれ、見せて」と金髪男がじりじりと彼との距離を詰めた。


「あの……それで、この二人は……?」と私が訊いた。


「あ、ごめんごめん、言ってなかったね。こいつは、優弥」と亮先輩がプリンヘアーを指さした。「で、こいつがキング」


続けて金髪男を指さした。


「キングでぇーす」


イケメンなのに、こういう性格なためにイケメンじゃ無く見える。

いや悪い意味じゃないけど。

いや、でもやっぱりイケメンか。


キングは腕、脚すべてに筋肉があって、とても頼もしい。

顔も男っぽくて、ハンサム。

そして、目が大きいのが特徴だ。


それに比べて、優弥先輩の方は細身だ。

目がキラキラして大きくて、少し唇が厚いのが印象的。

優弥先輩も純斗先輩みたいにキュートボーイだ。


「そういえば、創先輩って写真部だったんですね。知りませんでした」

「そうそう。創、もともと写真が好きでさ。写真と恋人なんだ、あいつ」と亮先輩が創先輩を見ながら言う。

 
当の本人は、亮先輩の言葉なんてお構い無しにカメラをいじくっている。