そばにいるって、君が忘れないように


右足が痛む。

 
だけど、そんなこと言っていられない! 

いち早くここから離れないと……!


「あ、ちょっとー! ペンケース、忘れてるよ……ダメだ、行っちゃった」

「ありゃあ、ペンケースないと困るやん。次見かけたら渡そ?」

「うん」



今日もお弁当を食べに、心を弾ませながらあの場所へ向かう。

何やらワイワイと話し声が聞こえたので、また、あの三人がいるんだな、と思った。

だけど今日はいつもより声量が大きい気がする。

気のせいだろうか。


「あ! のどか来たぁ!」と純斗先輩が私を指さして笑顔をつくっている。

「こんにちは」


私がみんなに向かって言った。


優等生に見えて、意外とフレンドリーな亮先輩。

いつも通り少し静かで塩の創先輩。

かわいくて癒し系の純斗先輩。

この三人だけのはずだった……。