そばにいるって、君が忘れないように

そして、亮ものどかのことが好きだ。
 
うん。

たぶん、付き合うんやろうな。

しゃーない。

これも全部運命や。


のどかが亮のものになったとしても、のどかはある意味みんなのものや。

わしはずっと、のどかのことを好きでい続けるつもりだし、ずっとのどかのことを守り続ける次第だ。
 
もちろん、亮とも今まで通り、親友だ。

なんにも変わらん。

そう。

そうや。

のどかとぎゅーができなくなるのは、ちょっと寂しいけど、まあ、仕方ないか。



「まあまあ。筋トレでもして待ってようや」
 

わしは、そう言って、スクワットをして見せた。


「あっかんべー、だ」と純斗が赤目をした。