そばにいるって、君が忘れないように

もう一度、好きだと言った方がいいのか。

でも、そしたらなんか、みんなに悪い気がする。


──自分の気持ちに正直になったってことじゃん。なに謝ってんねん。全然いいことやん。

 
前言われたキングの言葉が脳裏に過ぎった。


「自分の気持ちに正直になる、か」

「亮先輩」

 
顔を見上げると、目の前にはのどかが立っていた。


「あ、のどか」

 
彼女は何も言わずに、俺のとなりのブランコに腰掛けた。

俺は何から話そうか、迷っていた。

そして口を開こうとしたとき、「ごめんなさい」と、のどかが言った。


「え?」

「急にキスなんてしちゃって……びっくりしちゃったでしょ」

「びっくりはした、けど……」