そばにいるって、君が忘れないように

ドキッ。

 
この瞬間が、止まってしまえばいいのに……。
 

すると、亮先輩の顔が徐々に近づいてくる。

私の体は魔法をかけられたかのように動かなくなってしまった。

彼は私の耳に顔を近づけて、私の名前を呼んだ。


「好きだよ」
 

そして、そう言った。


耳から離れた亮先輩の顔が私の顔の前ギリギリにある。
 

こんなの反則だって……。

もう、ムリ……もう限界……。

 
私は顔を亮先輩に近づけた。
 
そして、亮先輩の唇に、唇で触れた。


大きな花火が高く舞い上がった。