そばにいるって、君が忘れないように

「いやじゃないです!」

 
私は亮先輩の目を見つめた。

亮先輩も私の目をじっと見つめている。   
 
ドクンドクンと波打つ鼓動が痛いほど感じられる。

 
亮先輩……。


「おまたせっ!」と元気な声が聞こえて我に戻った。

 
前を向くと焼きそばチームが帰ってきていた。
 

「お……早かったな」と亮先輩がたどたどしく言う。


「そうか? なあ! 何して遊ぶ?」とキングが肩を弾ませている。


「のどかはなにしたい?」
 

隣にいた亮先輩が尋ねてくる。


「う~ん。わたあめ食べたいし、りんご飴食べたいし、金魚すくいしたいし、ぽんぽん欲しいし」

「ん、ぽんぽんってなに?」と優弥先輩が突っ込んできた。