そばにいるって、君が忘れないように

目尻にはシワができている。

 
さっき解散したところの近くに座れる場所があったので、ふたりでそこに腰掛けた。


「なんか、勘違いされちゃったね」と亮先輩が笑って言った。


「亮先輩、ふつうにカップルって程でしゃべってたじゃないですか!」

「ごめんごめん!」

 
かわいらしく顔の前で両手を合わせる彼。
 
ドクン、と私の心が音を立てた気がした。

心臓が、苦しい……。

亮先輩を見ていると呼吸が浅くなる。

寂しい。悲しい気分にさえなるようだ。


「いやな気持ちにさせちゃったらごめん。本当に」

 
全然……全く……。


「いやじゃない」

「え?」