そばにいるって、君が忘れないように

「は、はい?」と私は明らかに戸惑った。


「こんな可愛いい彼女さんめったに捕まんないよ、大切にするんだよ」
 
 
かっ、可愛いい彼女さんっ?!


「はい」と亮先輩は返事をした。

 
私はそんな亮先輩の横顔を見る。

 
はいっ?! 

亮先輩、なに普通の顔してちゃっかり返事しちゃってんの?!
 
カップルじゃないから!
 
まあ、カップルだったからなんと良いことかとは思うけどね……ってがっかりしてる場合か。


「はい、お待ち。待たせちゃって悪いね」
 

いえいえ、と言って亮先輩は受け取り、代金を払った。


「んん~! いい匂い。お腹空いてきちゃったな」と私は焼きたてほやほやのたこ焼きを存分に嗅いだ。


「ちょ、転ばないでね」亮先輩が心配してくれている。「ただでさえ危なっかしい」