そばにいるって、君が忘れないように

てへへ、と私が笑う。


「一人で?」

「ううん、創先輩とキング……と……」

 
あれ?
 
隣を見ても、周りを見ても……さっきまで隣にいた創先輩とキングの姿がどこにもなかった。


「あれ? あれ? ……おかしい。今いたのに」

ま、まあ、戻ろう?」

 
私は亮先輩に促されるように美術室へ戻り、亮先輩が買ってきてくれたものを一緒に食べた。

 
私は家に帰り、夏祭りに行く支度をする。
 
おばあちゃんに浴衣の着付けをしてもらった。


「うん。のどか、かわいいねェ」


おばあちゃんがうしろから鏡越しに私を見る。


「そ、そう?」