そばにいるって、君が忘れないように

あのことがあったのに、亮先輩はいつもと変わらない顔をしている。
 
気になっているのは私だけみたい……。


「のどか……今日浴衣?」

「ハイ。……そうしようかなって思っていマス」

「そう……よかった」


いや、完全に会話がぎこちないっ!
 
さては亮先輩も、少しは! 

少しは! 

気にしてる?


その後、先に終わった亮先輩は昼食を買いに食堂へ向かってしまった。


「う~ん……飽きたなぁ」

 
ずっと同じ作業ばかりしていたので気晴らしに他の部を覗きに行くことにした。

 
美術室の近くに写真部の教室がある。
 
まず、そこに行ってみよう。