そばにいるって、君が忘れないように

「オレ……もともと、恋なんて知らなかったんだ。でも、いちいちのどかの目だったり、髪だったりが眩しくてさ。なんだろうってずっと考えてたんだ。でも、これが恋だって気づいたんだ。純斗に相談したら、それは確実に恋だって言うし」と創は笑った。「オレ、もう二度とこういう気持ちになれねぇと思うんだ。最初で最後の恋になると思う。だから、亮、許してくれ」

 
創の目は、まっすぐだった。
 
逆光に照らされていて眩しい。


「許してくれって……そんなこと、俺に言うなよ。俺に決められるわけないんだから。……それに、俺もまだ、恋を知らないんだ」

 
そのとき、キングが笑いだした。
 

「お前、なに笑ってんの?」と俺が言うと、「わしら、何年お前と一緒にいるか考えろよ」とキングが言う。

 
何年って……。
 
数えきれないほど一緒にいる。


「なんでも分かるんやからな、亮のこと」
 

キングはふっとほほえんだ。

 
なんか、この四人には俺の心の中の、ずっとずっと心の奥の気持ちまで筒抜けになっている気がしてならなかった。
 

「なにが言いたいんだよ」