そばにいるって、君が忘れないように

俺たちは人間を守るためにいるのに、人間を殺すようなことをしていては意味がないから……。


「そんなの知ってるよ」 
 

純斗が静寂を破るかのように言った。


「どうしようもねぇじゃねーかよ。好きになっちまったんだから」と相変わらず創はカメラをいじくっている。

 
恋というものを知らない俺は、こいつらを責めることはできないけど……でも……。


「のどかを苦しめるようなことはしたくない」
 

俺は心の中で言っていたはずが、声に出てしまっていた。


「それは、みんなそう思ってるよ」とキングが言った。「苦しませたくないし、悲しませたくないに決まってるやん」



「でも、そんなこと思うって……亮もやっぱり好きなの?」と純斗が言うので、しつこいなぁ、と心底思った。


俺は黙ってしまった。「……分からない」

 
すると、創がカメラを机に置いた。