そばにいるって、君が忘れないように

「なに」
 

窓際にいた創先輩が冷たげに言う。


「あの……」
 

みんなの視線に堪えきれず、私は下を向いた。


ダメダメ! 

頑張れ! 

頑張るんだ! 

ちゃんと自分の言いたいことをみんなに伝えるんだよ!


そう自分に言い聞かせる。
 
顔を上げて、私はもう一度みんなを見た。

キングと目が合うと、彼は私に優しくほほえみかけてくれた。

その顔が、私に大きな力をくれた。

 
ふぅ、と深く深呼吸をした。


「私っ、付き合ってないっ!」