そばにいるって、君が忘れないように

「かぁいい。キングに似て、人懐っこいんだね」とコロを撫でながら言う。


「そうか?」
 

彼はポケットに手を突っ込んだ。

私は気になっていたことを聞くことにした。


「みんな……怒ってる?」

「ん?」

「いや、なんか……ちょっと気になって」

「そうやな、怒ってるやつもいるかもしれんな」

「え……やっぱり」

 
創先輩のあのキリッとした目が脳裏に浮かんだ。


「分からんけど」と言ってキングは笑った。


「それも、本人に聞いてみたらいいんちゃう?」

「うん……そう、そうだよね。正直に本人に言えばいいんだよね。……。え、じゃあキングは? どうだったの?」

「え、わし? わしは……嫉妬、かな?」