そばにいるって、君が忘れないように

そんな人たちが、いないなんてあり得ない。

これは、私の一方的な片思いにすぎない。


「予定は、ない」

「まじ?」


なぜか武は嬉しそうだった。


「うん」

「じゃあ……俺と一緒に行かね?」

 
上靴を脱ぎ、外靴を取りだそうとしていた私の手が、止まる。


「ちょっと……考えてもいい?」

「おう。分かった」


家に帰ったあと、荷物を全部置いて私は外に出た。
 
ただブラブラと歩く。


なんか一人になれるところ、ないかな。