そばにいるって、君が忘れないように

その表情は哀しそうに見えた。







のどかside

 
あれからどうやって武と家まで歩いてきたのか分からない。
 
気づいたら私は、自分の部屋のベッドに転がり天井を見上げていた。


「創先輩、あれ絶対怒ってたよね……」



──それに……こいつ俺の彼女なんで



武の放った言葉を聞いたときのみんなの顔がずっと脳に張りついていて離れない。


驚いているのか、怒っているのか、悲しんでいるのか。
 
五人のあんな顔、初めて見たし、もう二度と見たくはなかった。
 
でも、本当は付き合ってない、なんて言わない約束だし。