最愛から2番目の恋

「畏まりました。
 その上で、あの子達には見知らぬ外部の人間には注意を払う事。
 特に接する場合には、呉々も気を抜かない事を伝えます」


 全てを口にしなくとも、理解が早いテレサに後は任せることにしたが、世話役になったアレッサンドラ・クイーネについて、手の者に調べさせるように付け加える。
 落ち着いた年齢に見える彼女が、わざわざクイーネの娘だとアピールした事が引っ掛かっていた。


 その後、ガートルードは軽食を口に運びながら、アレッサンドラから渡された王妃の親族一覧に目を通した。
 この中の誰を、警戒すればいいのか。
 今夜は彼等をこの目で見て、判断しないといけない。
 王妃の実家のヴァルチ家については、こちらに来る前から調べてはいて、それと相違が無いかをチェックしているのだが……




 ガートルードはテレサに気づかれないように、あふれでそうになる想いを閉じ込める。