マリツァはそれを恨みがましい目付きで睨んでいたが、ガートルードが知らん顔をしているので仕方無く、用件を切り出すことにしたようだ。
「おう……王太子妃はカッツェのところで、ドレスを新調したのですってね?」
「えぇ、そうです」
「それは何処にあるの?」
「まぁ、何故、お知りになりたいのでしょうか?」
「あのねぇ、貴女は来たばかりで、誰からも相手にされていないから知らないのでしょうけどね、今はそんな勝手な事して良い時期じゃないのよ!
新しいドレスなんて……わたしより予算も少ないくせに、ラシィのツケで買ったのでしょう?
どうして先にラシィに確認しないのよ!
貴女のたかが知れてる年間予算じゃ、到底無理なのよ!
直ぐに返しなさいよ!」
「……わたくしが着たい時に、着たいドレスを購入する事に、何故殿下の許しを得なければならないのですか?」
「だからっ! ツケで勝手に買うからでしょ!
わたしより少ない予算でっ……」
「おう……王太子妃はカッツェのところで、ドレスを新調したのですってね?」
「えぇ、そうです」
「それは何処にあるの?」
「まぁ、何故、お知りになりたいのでしょうか?」
「あのねぇ、貴女は来たばかりで、誰からも相手にされていないから知らないのでしょうけどね、今はそんな勝手な事して良い時期じゃないのよ!
新しいドレスなんて……わたしより予算も少ないくせに、ラシィのツケで買ったのでしょう?
どうして先にラシィに確認しないのよ!
貴女のたかが知れてる年間予算じゃ、到底無理なのよ!
直ぐに返しなさいよ!」
「……わたくしが着たい時に、着たいドレスを購入する事に、何故殿下の許しを得なければならないのですか?」
「だからっ! ツケで勝手に買うからでしょ!
わたしより少ない予算でっ……」



