最愛から2番目の恋

「貴女は無理しなくていいわ、お父様に付いていてあげて。
 それと、こんな時に申し訳ないけれど、他の被害状況も知りたいの。
 リーヴァ隊長やヴァルチ公爵閣下はどちらに?
 ご無事でおられるの?」

「いえ、父は……わたくしが職務を全うすることを望んでいると思いますから。
 リーヴァ隊長は、左足を骨折されたようで。
 担架の上からガレンツァの救助隊に、指示を出されていらっしゃいます。
 ヴァルチ公爵閣下はご自身も火傷を負われていますが、サレンディラ公女様のお側に付いておられます。
 父の次に重傷だと思われる公女様のご容態については、お聞きになっておられますか?」

 アレッサンドラは、無言でガートルードの隣に立つテレサを見やった。
 ガートルードが彼女から報告済みだと知っているような顔だ。


「火傷を負われた、とだけ。
 サレンディラ様のお見舞いに伺いたいの。
 わたくしはリーヴァ隊長のところにおりますから、閣下のご都合だけ聞いてきて」