「あのさ、酔ってたじゃん?でさ、俺何か持ってなかった?」

「え?そのリュック持って、ダウン着てた」
ダウンのポケットも確認するが、無かったらしく肩をガックリ落とした。

「ダメだ」
うつむいて言った。

「そういえば、雪玉持ってたよ」

「え?何?どこに置いた?」
驚いた様子で駿佑は言った。

「雪合戦でもしてた?」
私は笑って言った。


台所のシンクへ二人で行くと、雪は半分溶けて何か光るものがあった。


「これコレ良かったあった!!!あ~何やってんだろう」
慌てた様子で彼は取り出して、タオルで水分を拭き取った。

「遅くなっちゃったけど、ほんと情けないな……誕生日プレゼント」

シンプルだけど流れ星をモチーフにしたデザインでちょっと前に一緒に出かけて見とれて立ち止まった。

デパートのショーウィンドウに飾れてて素敵だと思ってたものだった。

「え、嬉しい」
私の手首にかけてくれた。

雪のせいか、冷たい。