本当は、ジャージを忘れたなんて嘘だ。 ただ、小春たちに隠されているだけ。 隠されたのは一昨日で、いまだに見つかっていない。 今頃どこでどうしているのだろうか。 まあ考えるだけ無駄だろう。 せめて保健室で借りる制服とジャージは何かされないようにしないと。 また、小春たちのクスクス笑う声が聞こえる。 授業の予鈴がなり、私は前に向き直った。