だからその日も暇を持て余していて、何度も通ったホールを何気なく覗いた。
すると床の真ん中に見知らぬ女子が倒れていて。
俺は思わず硬直した。
……誰?
もしかして、死んでいる⁉︎
「ん……」
起きたのか、ゆっくりと立ち上がって周りを見回している。
なるほど、意図的に来たわけではなさそうだ。
「おい」
「⁉︎」
肩を震わせて振り返った彼女と視線が交差する。
その一瞬、俺はなんともいえない懐かしさを感じた。
なんだろう?思い出そうとしてももう出てこない。
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