眠り王子と夢中の恋。




そんなことを考えながら単語帳をめくっていると、「鈴崎さん」というワードが聞こえて手を止めた。



「ねえ……鈴崎さんも誘う?」

「は?アイツなんか来てもつまんないでしょ。存在感なさすぎるし」



 即答で断ったのは小春だ。



「きっと夏休みもベンキョーベンキョーだよ?アイツそれしか頭にないんだから」



フッ、と鼻で笑っている。



「あははっ!それな〜」

「鈴崎さん誘うとかまじ論外!」



取り巻きも合わせてきゃはは、と笑う。
……くだらなすぎて吐き気がする。