いつまでも続くと思っていた、君との日々。

そんな日々は永遠とは限らない。
 
あの時、君は私を守ってくれたんだ。

そのせいで君は長い眠りに落ちた。

王子と姫はいつも会っていたのに、

互いにその正体を知らない。

夢の中で、夢中の恋をしていた。

でも眠り王子は、愛する姫の口づけで目覚める。

もう一人にしないから。

私のことも、一人にしないでよ。

君が目覚めたら、100万回分の「好き」を伝える。

君に言えなかった分、その何倍も届けるから。

ねえ、王子。

起きる時間だよ──。





………………………Fin♡………………………