──でも、目が覚めた美夜はまるで別人のようだった。
ずっと無表情で、何か話しかけても最小限の返事だけで。
しかも赤の他人のように敬語を使っていて。
「なんで私こんなところに……」と呟いた時は思わず言葉を失った。
絶望していた私の元にお医者さんが来て、
軽くとはいえ頭を打ってしまったため、特に事故の記憶が抜け落ちてしまったのだろうということ、
頭を打った場合人格が変わってしまう事があるということを話してくれたの。
でもまだ美夜の方が良い方だった……
玲音くんはあの後、今もずっと目を覚ましていないから。
ずっと無表情で、何か話しかけても最小限の返事だけで。
しかも赤の他人のように敬語を使っていて。
「なんで私こんなところに……」と呟いた時は思わず言葉を失った。
絶望していた私の元にお医者さんが来て、
軽くとはいえ頭を打ってしまったため、特に事故の記憶が抜け落ちてしまったのだろうということ、
頭を打った場合人格が変わってしまう事があるということを話してくれたの。
でもまだ美夜の方が良い方だった……
玲音くんはあの後、今もずっと目を覚ましていないから。



