「美夜ちゃん!やっほ〜」
日曜日の朝、眠い目をこすりながら階段を降りると璃來さんがキッチンで朝食を作っていた。
「……?え、?」
起きたら兄の彼女がキッチンに立っていた、なんて。
私は夢でも見ているのだろうか。
いや、寝ると必ず夢界に行くようになっているからありえない。
夢なんてもう何ヶ月も見ていないんだし。
「璃來、昨日の夜から泊まりに来てたんだよ」
「私が来た時は、もう美夜ちゃんは自分の部屋で勉強してたから声かけられなかったんだけどね」
ソファに座って言う兄に、眉を下げながら璃來さんが付け足す。
昨日は土曜日ということもあり、寝るまで自室でずっと勉強をしていた。
その間に来ていたのだろう。
確か、『お泊まりデート』というやつだ。
なら逆に私が邪魔しなくてよかったかもしれない。
日曜日の朝、眠い目をこすりながら階段を降りると璃來さんがキッチンで朝食を作っていた。
「……?え、?」
起きたら兄の彼女がキッチンに立っていた、なんて。
私は夢でも見ているのだろうか。
いや、寝ると必ず夢界に行くようになっているからありえない。
夢なんてもう何ヶ月も見ていないんだし。
「璃來、昨日の夜から泊まりに来てたんだよ」
「私が来た時は、もう美夜ちゃんは自分の部屋で勉強してたから声かけられなかったんだけどね」
ソファに座って言う兄に、眉を下げながら璃來さんが付け足す。
昨日は土曜日ということもあり、寝るまで自室でずっと勉強をしていた。
その間に来ていたのだろう。
確か、『お泊まりデート』というやつだ。
なら逆に私が邪魔しなくてよかったかもしれない。



