眠り王子と夢中の恋。

小春は駅まで送ると風のように去って行った。

なんなんだ本当に。
ていうか私を一人にしないでほしい。不安すぎる。

約束5分前に着いてしまったので、手鏡で髪の毛を整える。

その間にも行き交う人々がチラチラとこっちを見て、何かを話している人たちもいる。

うわ……これは絶対悪目立ちしてる。

良からぬことが起きそうな予感しかない。

「ねぇ、俺らと遊ばない?」

「君ちょー可愛いけどモデルか何か?」

「ひっ」

ほら、言わんこっちゃない……!

気づくと三人に囲まれていた。
こ、この人たち誰……。