「美夜を見下す感じで言っていたか?」

「あ」

確かに、三人は驚いているようだった。

それに、呆れてもいたけれど少しも表情から
憎悪などは感じられなかった。

「俺も、美夜はバカだなと思ったことはある」

「本当ですか⁉︎ショックです……死んでもいいです」

「そんなにか?」

玲音にまでバカと思われるなんて……。
不甲斐なさすぎる。