雪くんは、まだ足りない。


ドキドキしすぎて…心臓壊れそう…っ。


でも逸らせない…逸らすことすら許してくれない。


このまま、遊馬くんに全部が飲み込まれてしまいそう……。




「わー!!こんないいところで次回にいくの!?」


「っ!?」




お母さんの声が耳をつんざき、遊馬くんの手を振りほどく。


視線も逸らしお母さん達のいるソファーを見る。


こ、怖かった…。
お母さんの声がしなかったらわたし…。


遊馬くんにどうにかされてしまいそうだった…。


自分が自分でなくなるかのような初めての感覚に体が身震いする。




「ねえ、これから最終回まで毎週見にこない?」


「それ最高っ、そうしましょっ」