雪くんは、まだ足りない。


「蘭ちゃん」


「…っ!」


「一緒にご飯食べるの久しぶりだね」




いつもの優しい微笑みじゃない…


意地悪そうに笑う遊馬くんに嫌な予感しかしない…っ。










あれよあれよという間に。


遊馬くんのお家へお母さんと一緒にお邪魔してダイニングテーブルに座ってご飯食べてます。


………遊馬くんの隣に座って。


ガッチガチに緊張しすぎてご飯の味がしない…。
てかなんで遊馬くんの隣にわざわざ!?


その理由は遊馬くんが。




「俺、蘭ちゃんの隣がいい」




そう言ったからだ。


隣を見れば、銀髪を耳にかけて静かにカレーを食べる遊馬くんがいる。


耳には痛いくらいたくさんのピアス。