雪くんは、まだ足りない。


雪くんの言った言葉通り一切容赦なんてない。


両手で雪くんの肩に手を置いてギュッと服を握る。




「前より濃く付いた。しばらく消えないね」


「…っ」




七枷先輩が付けた方とは反対側に付けたであろう跡を愛おしそうに撫でながら嬉しそうに目を細める。


色っぽくて…艶やかで。


雪くん…そんな顔もするんだ
知らなかった…


つー…っと太ももを指でなぞられる。




「ひゃっ!」


「蘭ちゃんには刺激強すぎるね?」




よりによってお風呂上がりだったから半ズボンを履いていたのが裏目に出た。


大きな雪くんの手が太ももを包む。


だんだん夏に近づいているというのに…雪くんの手はびっくりするほど冷たい。