雪くんは、まだ足りない。


だってあんなに強い雪くんだから心配にもなる。
七枷先輩が強いかどうかも分からないし…っ。


2人に怪我なんてして欲しくない。




「喧嘩、しないって約束して」


「できない」


「…じゃあ話さない」




雪くんから視線を逸らす。


こんなはずじゃなかった…
もっと素直に謝るはずだったのに。


ごめんね、実はって話すつもりだった。


最低だわたし。




「蘭ちゃんがそんな態度取るなら俺も容赦しなくていいよね」




うなじに回された手に力が込められ、雪くんに更に顔が寄せられる。


首筋に顔を埋めた雪くんはそこに触れるだけのキスを何回も落としていく。