雪くんは、まだ足りない。


遊馬くんもそんなこと思うんだ。


かっこよくて、勉強もできて、その上すごく強くてみんなのリーダ。


そんな遊馬くんがこんな可愛いこと言うなんて、可愛すぎる。




「不満じゃない、嫉妬してる」


「し…っと?」


「そ、だから早く呼んで」


「呼んでって言われると呼びづらい」


「だめ、呼ばないと」




呼ばないと何?


聞く前に耳たぶにピリッと電気が走る。
感じたことないその感覚に足に力が一瞬で入らなくなる。




「…っと、腰抜けちゃったの?」




遊馬くんがわたしの腰に手を回し、座り込む寸前のところで支えてくれた。


立てない…
何これっ