雪くんは、まだ足りない。


遊馬くん…すごく字が綺麗。
達筆で大人の人が書くような読みやすい字。


勉強もできるなんて……ほんとにすごい。


遊馬くんに教えてもらった方が、先生の授業よりわかりやすくて頭に入ってくる。




「遊馬くんすごいねっ」


「なにが?」


「勉強もできるなんて!ほんとすごい、先生よりわかりやすいよっ」


「…………あー、ありがと」




ぷいっとわたしから顔を逸らした遊馬くん。


これ今日の朝もされた……なんかまずいこと言っちゃった?




「蘭ちゃん、まじで可愛いね」


「えっ」


「遊馬さ、蘭ちゃんの笑った顔すげー好きっていつも……いってぇ!!」




勇くんが途中までしか言えなかったのは、遊馬くんが思いっきり頭を叩いたから。