雪くんは、まだ足りない。


わたしの言葉を遮るようにそういうポニーテールの先輩。


遊馬くんのこと…好きなんだ。
やっぱりモテモテだなあ……遊馬くん。


こんな可愛い人の心奪っちゃうなんて。




「あの…わたし遊馬くんの彼女なんかじゃないです」


「嘘つき、対面式だって朝一緒に登校したり何かと一緒に遊馬くんといるじゃない!」


「それは……」


「ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーよっ」




段々と強くなる口調に体がビクッとしてしまう。


彼女なんかじゃないのに…。
わたしは……遊馬くんの何でもないのに。


どうしたらいいの……。


とりあえず…逃げるのが得策な気がする…!