雪くんは、まだ足りない。


どんな関係…と聞かれても…。




「昔、隣に住んでて一緒に遊んだりしてました」


「それで?」


「引っ越してから会ってなかったんですけど、また隣に引っ越して戻ってきました!」


「それから?」


「それだけ…です」




そう、それだけ。
他には特にない…はず。


はあとため息をついた七枷先輩はわたしから距離をとって近くの机に浅く腰かける。


腕組みをして少し考えてから口を開いた。




「付き合ってるんじゃないのか」


「つ…!?全然っ、わたしが遊馬くんとなんて!」




首と手を振りながら否定する。


涼乃ちゃんにも同じようなこと言われたけど、それはありえない。