嘘だよな??
たまたまコイツが
有希と同じ服
同じ髪型
同じ鞄…
同じ…
同じ…
「ゆっゆきちゃん」
ん?今ゆきって聞こえたんだけど?
「何がゆきちゃんなんですか?」
すかさず俺は隣りの女に聞く。
「いっ今…
有希ちゃんが…
車に跳ねられて…
ヒック……」
嘘だ…
嘘だ…
俺は夢を見ているんだ…。
さっきまで俺と笑ってたじゃねぇか…
おい…有希デートすっぽかす気か?
「ゆき…
ゆき………」
誰かが言った気がした
これは現実。
受け止めなさい。
あなたが今する事は違うでしょう?
あなたは今有希のそばにいる事が大事なんじゃないの?
現実…??
これは現実なのか?
そうよ…現実なの。
俺はゆっくり…
ゆっくりと有希に近付く。
「有希…?
有希…?
俺だよ?分かる?」
「る…い…?」
「るい…御免ね?
御免…デートなの…に…ね…。
ほんと…に…
ご「喋るなッ!!
喋らなくていい!!
あやまるなよ…
あやまるな…
今救急車くるから
安心しろよ…?
そうだ…
大丈夫。俺がいるから…
有希…ゴメン。
あの時俺が送ってたら…こんな事には…ッ
「る…い…
謝らないで…
…る…い…
だいすきーー…。」
「有希っ!?
有希ッ!?
