妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

 エフェリアお姉様の言葉に、私は思わず反論していた。
 現状、私を詰めていた二人の令嬢は、追い詰められている。最善で鞭打ち、最悪で絞首台だ。多分あの二人は知らないだろうけど、大変な状況である。
 もちろん、あの二人は良い人達ではないのだが、それでもそれだけの罰を受ける程の悪人かと言われると微妙な所だ。私は、最高でもオルディアお兄様の案くらいで良いと思っている。

「まあまあ、そのためのスーパーアドバイザーも呼んでいるから大丈夫だよ、クラリア。そうだよね、ロヴェリオ」
「……荷が重いんですよ、オルディア兄様」
「そうかな? 僕は期待しているんだよ。ロヴェリオは王族の中でも、特に頼りになるからさ」
「本当にそう思っています?」
「これは紛れもない本心だよ。まあ、他の王族も頼りになるけれど、こと今回においてはロヴェリオが適任さ。現状を知っていた訳だからね」