妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

 オルディア様の言葉に、私は首を傾げることになった。
 今彼は、なんと言っただろうか。いや、彼女というべきなのかもしれない。今オルディア様は、自分のことをエフェリアだと言ったのだから。

「えっと……」
「ごめんね、クラリア。僕はオルディアではなくて、エフェリアなの」
「まったく、エフェリアは……ああ、僕の方がオルディアだよ」
「……?」

 二人の言葉に、私は首を傾げていた。
 どちらがエフェリア様で、どちらがオルディア様なのか、私には既にまったく持ってわからなくなっている。
 最初にエフェリアとしてテンションが高かったのがオルディア様で、それを注意していたのがエフェリア様、そういうことで良いのだろか。

「まったくエフェリアは、クラリアが混乱しているじゃないか。だからやめておいた方が良いって、僕は言ったんだ」
「その割にはノリノリで私の振りをしてたよね?」