妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

「……単刀直入に言わせてもらう。回りくどいのは良くないからな」
「ええ、それはそうですね」
「俺はクラリアのことが好きなんだ」
「…………え?」

 ロヴェリオ殿下の言葉に対して、私は固まっていた。
 頬を赤らめて、私を真っ直ぐに見つめる彼の言葉の意味なんて、考えるまでもない。これはつまり、異性として好きだという告白なのだろう。
 それに私は、動揺していた。まさかロヴェリオ殿下に好意を抱いてもらっていたなんて、思ってもいなかったことだからだ。

「ロヴェリオ殿下が、私のことを……」
「その、驚かせてしまってすまない。だけど実は、ずっとそう思っていたんだ。いつかそう思うようになったのかは、よくわからないけれど……」
「そうだったのですか……」