妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

 レフティス様は、その表情を少しだけ強張らせた。
 それはエフェリアお姉様の言葉にあった含みが、気になったからだろう。
 ちなみに私は、なんとも思っていなかった。ただ言われてみれば、確かにエフェリアお姉様の言葉は変かもしれない。わざわざ今とつける意味なんて、ない訳だし。

「レフティス様に、一つお聞きしておきたいことがあるのです。それはここにいるクラリアのことです」
「え?」

 エフェリアお姉様の言葉に、私は思わず声を出してしまった。
 自分の名前が出て来るなんて、思ってもいなかったため、つい反応してしまったのだ。
 レフティス様の方は、目を丸めている。彼にとっても、これは予想外のものだったようだ。

「クラリアのことを、レフティス様はどう思われているのですか?」