妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

 レフティス様は、伯爵家の次期当主として色々と考えているようだった。
 私などは、そういった立場にないためよくわからないが、アドルグお兄様などもそうなので、やはり自覚があるということなのだろうか。

「例のお茶会で話した時に、エフェリア嬢と話して、天真爛漫というか、真っ直ぐで明るい方だと思いました。あなたは魅力的です。だから婚約を申し込んだのです」
「そうだったのですか……」

 レフティス様の言葉に、エフェリアお姉様は少し照れているようだった。
 今の言葉は、きっと嬉しいものだったのだろう。それがその表情からは伝わってくる。
 というか、私もなんだか嬉しかった。レフティス様は、エフェリアお姉様の良い所をとてもよくわかっている。そんなことを思って、私は自然と笑顔を浮かべるのだった。