妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

「ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。発案者は私です」
「エフェリア嬢が、ですか? 一体どうしてそのようなことをしたのか、聞いてもよろしいでしょうか?」
「はい。その、レフティス様からの婚約の申し出というものがどういう意図なのかを、探りたいと思いまして……」
「……意図ですか。なるほど、確かに急な婚約の申し出というものは、奇妙であったのかもしれませんね」

 レフティス様の質問に対して、エフェリアお姉様は正直に理由を話していた。
 無礼もあったため、全てを話すべきであると判断したのだろう。それは賢明な判断なのではないだろうか。これ以上の無礼があっては、ならないだろうし。

「いえ、奇妙という程のことではないんです」
「理由について、ぼかしてしまったのが良くなかったのかもしれませんね。ただ、理由としては単純なものです。エフェリア嬢が欲しかったというだけですからね」
「私が欲しい?」