妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

「何故見分けることができたのか、それは中々に難しい質問ですね。勘ということになるのでしょうかね……なんとなく、そう思ったのです」

 部屋に戻って来たレフティス様は、笑みを浮かべていた。
 私は、エフェリアお姉様とオルディアお兄様の顔を見る。二人とも少し困惑しているようだ。
 ただ、私はレフティス様の言わんとしていることがわからない訳でもない。二人がどちらであるかを私は見分けることができるのだが、その正確な理由を述べろと言われても、中々に言葉が出て来ないものなのだ。

「なんとなく、わかる気がします。雰囲気とか、そういうことですよね?」
「クラリア嬢、わかってくれて嬉しく思います。その通りなのです。纏う雰囲気とでも言うのでしょうかね。似せてはいるとは思いますが、何かが違うのです」