妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

 私は先日、イフェネアお姉様とオルディアお兄様のことについて話し合った。
 双子の姉の婚約について、色々と思う所はあるはずだと考えていたのだ。ただ、婚約する本人のことはあまり口にしていなかった。それは、エフェリアお姉様はこういった時にも動じないという共通の認識があったからだ。
 しかしどうやら、その認識は間違っていたらしい。動じない所か、かなり不安を抱いているようである。

「レフティス様はさ、あのお茶会で私と婚約したいと思った訳だよね?」
「ええ、そういうことになりますね」
「でも、それがどうしてなのかがわからないんだよね。まずそこから少し不安に思えてきて」
「それは、エフェリアお姉様が素敵だったということではありませんか?」
「そうなのかな?」