妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?

「ど、どうしてって、それはもちろん、クラリアが心配だからですよ」
「そうなんだ。ロヴェリオは結構心配性なんだね」
「王家にとっても、クラリアのことは無関係ではありませんからね。把握しておく役割が、俺にもあるというか……」
「まあ、ロヴェリオにも色々とあるんだろうね」

 ロヴェリオ殿下は、私が頷いた後に同行を申し出てくれた。
 それはもちろん、私にとってはありがたいことである。味方は一人でも多い方が良い。それがロヴェリオ殿下なら百人力だ。

「招待状には、別に何人で来ても良いと書いてあるからね。特に問題はないだろう。ロヴェリオも身内である訳だし、向こうも違和感は抱かないはずだ。クラリアと同年代である訳だしね」
「まあ、私達は私達の役目を果たすだけだよね……私はあんまり自信はないけど」

 エフェリアお姉様は、苦笑いを浮かべて居た。
 今回私達には、ドルイトン侯爵家の真意を探るという重要な役目がある。それをしっかりと果たしていかなければならない。